診療案内
●脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)外来
しものせき脳神経外科クリニックでは特定健診を行っています。このデータから、高脂血症・糖尿病・高血圧などをチェック、喫煙・大量飲酒・ストレス・身内に脳卒中になられた方の有無をうかがいながら、脳卒中など脳疾患の予防に努めています。今後の脳卒中予防のための食生活を指導し、定期的な観察もしてまいります。
●頭痛外来
一口に頭痛と言っても原因や症状は様々です。風邪や二日酔い、慢性的な片頭痛などは命にかかわるものではありませんが、生活する上では支障となります。くも膜下出血や脳出血から引き起こされる突然の頭痛は命にかかわる危険な病気です。専門家に受診する時、次のようなポイントを整理しておくと伝わりやすいでしょう。
-
どこが痛む…一部分か、片方か全体か
-
どんな痛み…ずきんずきん、締め付けられるような、突き刺すような
-
痛みの強さ…10段階で表すとどのくらい?
-
動くと痛い…痛くて動けない
-
頭痛以外の症状…鼻水や鼻づまり、吐き気や嘔吐
-
痛みの周期…毎日、月に何度か、数周間続く、毎年同じ時期
-
市販薬…服用の有無、効果、種類など
●もの忘れ外来
もの忘れテストやMRIなどの画像診断により、加齢性のもの忘れなのか判断し、適切な治療を行います。病気によるもの忘れであっても、早期発見や適切な治療を行うことによって、進行を遅らせたりすることができます。
●めまい
めまいには大きく分けて二つ種類があります。どちらのタイプも吐き気、嘔吐を伴うことがあります。
-
自分自身が回転しているように感じるめまい
-
フラフラする、グラグラするタイプのめまい
めまいの起こる仕組みはかなり複雑で、耳・眼・首・脳などいろいろな部位の異常が関係して起こります。しものせき脳神経外科クリニックではMRI等を使い、めまいの原因を特定するための診察をいたします。
●手足のしびれ
片側の手や足のしびれとともに運動麻痺を伴う場合には、脳梗塞や脳出血の有無をMRIで確認しなければいけません。しものせき脳神経外科クリニックでは、3テスラMRIを使い、症状を的確に診察いたします。
●頭部打撲
頭を打った時には、脳にいろいろな変化が起こります。とくに頭蓋骨の内側に出血が起こると生命に危険をおよぼすことがあるので注意が必要です。頭蓋内出血の症状は、頭を打った後すぐ起こることも、数時間・ときには数日たってから起こることもあります。外傷直後に何も症状がなくても、十分注意しなければなりません。
●脳腫瘍
脳腫瘍とは、脳の中にできる腫瘍の総称です。発生原因は明らかになっていません。吐き気を伴う頭痛や手足のしびれなどの自覚症状がある方は早めの検診をお勧めします。
睡眠時無呼吸症候群について
眠り出すと呼吸が止まってしまうため、過眠や高血圧などを引き起こす病気です。
Q 夜こんなことはありませんか?
□
いびきをいつもかく
□
睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
□
苦しくて目が覚める
□
夜間睡眠中に何度も目が覚める
□
口が渇く
□
胸焼けがする
Q 他にこんなことはありませんか?
□
いつも眠い、居眠りする
□
だるい、疲れる
□
仕事に集中できない
□
起床時の頭痛
Q 病気で困っていませんか?
□
高血圧なのに薬がよく効かない
□
心臓病の病気がある
□
肥満や糖尿病である
□
痛風や脂肪肝である
(※帝人ヘルスケア株式会社パンフレットより)
以上症状で該当する方は、睡眠時無呼吸症候群が疑われます。医療機関を受診することをおすすめいたします。
高度で専門的な医療をもっと身近に…。
■3テスラMRI
MRI(磁気共鳴画像)とは、磁石と電波を利用し、カラダのいろいろな方向からの断面を正確に画像化する検査方法です。カラダから発生する弱い電波を受信し、コンピューターで電波の発信場所や量を把握することにより画像を作り出します。
テスラとは磁気の強さを表す単位で、この数が多いほど磁力が強く、より多くの疾患を高画質で判断できます。
•0.1~0.2テスラ
家庭用磁石入り絆創膏
•0.3~0.4テスラ
永久磁石 MRI
(オープン式)
•1.5~3.0テスラ
超電導 MRI
(大学病院で採用)
3テスラMRIのメリット
-
磁場を利用しているのでX線撮影やCTのように放射線による被爆の心配が少ない。
-
従来より細かくシャープな撮影が可能なので微小な病気を発見できる。
-
撮影時間が従来の2/3以下になりご高齢の患者様へも負担を軽減できます。
■マルチスライスCT
一度に複数の断層を撮影できる高水準なCT(コンピュータ断層撮影装置)です。検出器の素子の列数が多くなればなるほど一度に撮影できる範囲が広がります。短時間に広範囲を細かく撮影できるので、患者様の負担が少なくなるだけでなく、多くの診断材料を得ることができるので、より正確な診断ができます。
■デジタルレントゲンシステム DR flat panel
画像即時効果と高画質化を実現。レントゲンは、従来のフィルムからCR(コンピューテッド・ラジオグラフィー・システム)、さらにDR(デジタル・レントゲン・システム)に進化しています。当院採用のDRにより、CRのような撮影部位が変わる際のカセッテ交換が不要なため検査時間の短縮と、そのうえ高画質化が実現しました。